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ウォーキング(歩くこと)の効果は思いのほか大きい

経済ニュース
写真前列中央が猪仮氏。ウォーキングイベント時に撮影。
皆さまは、ウォーキング(歩くこと)は好きだろうか。また、ウォーキングには健康以外にも様々な効果があることもご存じだろうか。
『人生のモヤモヤは歩くだけで消える』(秀和システム)の著者である、猪狩大樹(以下、猪狩氏)はウォーキングの効果を実感している1人である。某テレビ局の製作部門チーフプロデューサーを本業とし、同時期にはじめた新内三味線は名取の腕前でもある。今回は、ウォーキングに注目した理由について聞いた。
■人類は古代から歩くことの効能を知っていた
――農耕がはじまったのは、およそ2万3千年前といわれている。人類は誕生以来、農耕開始までの期間を、狩猟と採集生活に費やしてきた。猪狩氏は、人がウォーキングをすることの関連性について次のように答えている。
「1日の移動距離についての全世界の古人類学者の共通認識は、狩猟を担当する男性で平均約20キロ、採集を担当する女性でその半分といわれています。我々の祖先は、仮に20キロ移動したとしても、食料にありつけるかどうかはまったく別問題で、その生存をかけたストレスたるや、強烈なものであったことは想像にかたくありません。」(猪狩氏)
「毎日移動しても、食料が見つからないため、もしくは、そもそも食料がどこにも無いため、動けなくなり絶滅していった種族もあったことでしょう。」(同)
――これには、我々

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