企業生命のピンチを救ったレジェンドCMは、私たちに何を教えてくれるのか?
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ…。ビスマルクの名言です。
歴史に名を残したTVCMは多くありますが、今回はその中から、地に落ちてしまったブランドイメージを回復させたTVCMを2本ご紹介します。
私たちはそこから何を学べるでしょうか。
Cadbury “Gorilla” – エンターテイメントが導いたブランドエンゲージメント20%向上
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=SP8E6ouSiC0]
Cadbury’s Gorilla 60 second commercial
このTVCM”Gorilla”がリリースされた前年の2006年、キャドバリーは製品にサルモネラ菌が混入したことによる、合計2千万ポンド(約24億円)分の製品回収を行いました。
更に問題の報告及び対応の遅れから、罰金百万ポンド(約1億2千万円)の支払いを裁判所に命じられ、そのブランドは地に落ちた状態であり、名実ともに窮地に陥っていました。
その窮地を救うことが目的だったこのキャンペーンは、再びブランドエンゲージメントを高めることが目的とされました。
キャンペーンを主導した広告代理店であるFallon Londonは、伝統的な広告手法(製品を全面に押し出すこと)の代わりに、より多くの消費者へアピールできる「エンターテイメント・ピース
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