起業家、経営者にとって大事なのは、世の中を見抜く力です。1つの事象をどう捉えるかで、ものの見え方も、そこから得られる情報も大きく変わります。そうした「着眼点」、実はトレーニングによって鍛えることができるのです。累計20万部を超えるベストセラーとなった『戦略思考トレーニング』シリーズでおなじみの経営コンサルタント・鈴木貴博氏に解説してもらいましょう。
いきなりですが、クイズです!
Q.「ケンタッキーフライドチキン」の店頭から、“カーネルおじさん”ことカーネル・サンダースの立像が撤去されることが増えているといいます。さて、その理由はなぜでしょうか?
自由に発想して、答えとその理由を考えてみてくださいね。
クイズの答えの中に、着眼点を鍛えるポイントがある
ケンタッキーフライドチキンの前に、マクドナルドの話題からスタートしましょう。
数々の不祥事により、客離れや業績不振、大量閉店などのニュースが話題となったマクドナルドですが、ここ最近は明らかに客足が増え、業績を戻し始めています。そのきっかけとなったのが、2016年のリオ五輪の際に出した応援メニューだと言われています。
2枚のビーフパテや分厚いベーコンを積み上げた「必勝バーガー ビーフ&パイン」、から揚げにした大きなチキンをはさんだ「必勝バーガー チキン&トマト」といったハンバーガーを筆頭に、パテを多めにはさんだ「メガマフィン」や「ダブル
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