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成果を焦った小泉議員の「こども保険」

経済ニュース
「人生100年時代の制度設計特命委員会」の連休明け再開をFacebookで報告する小泉氏(Facebookより:編集部)
今日は暗澹たる気分に終始する一日でした。朝から産経「単刀直言」欄で自民党小泉進次郎代議士の“「こども保険」を批判する人に問いたい”“子供は「社会の宝」ではないのか”と題する自意識過剰な記事を読み、夜の本会議では民進党階猛代議士の議事妨害のための無駄に長い演説を聞かされたからです。
民進党のワガママにはもう慣れましたが、自民党若手のホープ、次期総理の呼び声も高い小泉議員のレベルの低い社会保障論には改めて残念な思いが拭えないし、政策論以前の問題として、持論(=こども保険)を批判する人は「子供=社会の宝」を否定している、とは、民進党もビックリのレッテル貼りです。
このお方は、世の中のことも社会保障政策のことも、実は何にも分かってないんじゃなかろうか。第一に、小泉氏は「リスク」という言葉を分かってない。第二に、税と保険をごっちゃにしている。第三に、大学等高等教育を無償化したら大学改革が出来なくなると誤解している。各々簡潔に解説しておきます。
第一の「リスク」。社会保険というのは保険ですから、病気になるリスク、長生きするリスクに備えるための大数の法則に基づく制度です。ところが小泉氏は、子どもが減れば社会保障の支え手が減る、その社会全体のリスクに備えるのが「こども保険」だと

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