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Fenderの新製品はWi-Fi内蔵のIoTギターアンプ――人気アーティストの音色を再現したプリセットも

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Fenderにとって2つ目となるアプリ「Tone」は、前作よりもかなり野心的だ。私が知る限りでは、Toneのように3種の新しいアンプと同時にリリースされたスマートフォンアプリというのはこれまでに存在しない。もちろん新しいアンプを使う上でこのアプリは必須ではないが、間違いなく大きな魅力のひとつではあるし、スマートフォンならではのやり方で、新しいアンプでは尽きることのないほどさまざまなギターの音色を再現できる。
新発売のMustang GTシリーズは、待ちに待ったWiFi・Bluetooth標準装備のコネクテッドアンプ。全てがインターネットに繋がっている2017年の今、このようなスマート機能を備えたアンプの登場は当然の結果とも言える。みんなIoTの世界に生きているということだ。しかし、Fenderはこの機能を本当にユーザーにとってプラスになるような形で導入しており、その点は何でもかんでもインターネットに繋げておけばいいと言わんばかりのプロダクトとは違う。
Fenderは数年前より先進的なテクノロジーの採用に力を入れてきたが、未だにかなり慎重なスタンスをとっている。昨年にはカナル型モニターを発表し、ギターやアンプを中心とした同社にとってのコンフォートゾーンからようやく飛び出したが、彼らにとって初となるチューニングアプリFender Tuneからは、まだまだ守りに入っているという印象を受

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