ビットコインをめぐって良いニュースと悪いニュースがある。あなたはどちらから聞きたいだろうか?
まず良いニュースから始めよう。ビットコインの「レイヤー2」をめぐる動きが始まっている。1秒に1回、1000分の1円を送るような少額高頻度の摩擦なきマイクロペイメントを実現する技術群だ。この技術から導き出されるアイデアは無数にあり、ビットコインの利用スタイルを大きく広げるだろう。
ビットコインの新たなる希望、レイヤー2
「レイヤー2」はビットコインの新たなる希望だ。ビットコインを機能させているブロックチェーンをインフラ(レイヤー1)とみなし、その上(レイヤー2)に、少額で高頻度な決済を実施できるスケーラブルなP2P型決済ネットワークを構築する。最も注目されている技術はLightning Networkで、その実装はすでにビットコインの開発者向けネットワーク(テストネット)では動き始めている。
日本国内でもレイヤー2への取り組みが動き始めている。ビットバンクは、開発者が手軽にLightning Networkを試せるサービスtestnet faucetを立ち上げた。「Lightning Networkは本命視している。ビットコインを意識しないで利用できるサービスに応用することも可能だ。今のビットコインとは比較にならないほどユーザー数が増える可能性がある」とビットバンク代表取締役CEOの廣末紀之
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