トランプ政権、初の関税カードを切った相手はカナダ
トランプ米大統領は就任100日を控え、カナダ政府に噛みつきました。
ロス米商務長官は24日夜、声明でカナダから輸入する針葉樹の材木に平均20%の相殺関税を掛ける方針を表明。カナダの州政府が林業に低価格で材木の伐採並びに販売を承認していたと非難し、過去に遡り年間約50億ドル相当の対米輸出品を対象にすると明かしています。今回は仮決定で米商務省が最終決定を下し、かつ米国際貿易委員会(FTC)が米国内の関連産業を承認する必要があるものの、実質的にこのようなニュースが出れば反応が現れるものです。加ドルは24日から対ドルで1.1%下落、北米自由貿易協定(NAFTA)のもう一つのメンバー国、メキシコのペソも流れ弾を受け2.0%下落しました。
材木への相殺関税で対象となるカナダ企業は以下の通り。
(作成:My Big Apple NY)
さらにロス長官は、同じ声明でカナダが米国からの一部乳製品の輸入を制限してきたと発言。24日付けのツイッターでは、トランプ米大統領も「カナダはウィスコンシン州などカナダ国境沿いで働く酪農家仕事を非常に困難にさせている。見ていろ!(Canada has made business for our dairy farmers in Wisconsin and other border states very difficult. We will not stand
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