香川選手は難を逃れたが…ドルトムント「テロ事件」と株価操作
チームバスへの爆弾テロで腕の骨を折る等の負傷をしたドルトムントのバルトラ選手(ドルトムント公式サイトより:編集部)
全ての出来事から教訓をくみ取る姿勢は大切だろう。ましてやテロ事件となれば、テロ対策という観点からも発生した事件から教訓を引き出し、今後の対策に活用すべきだろう。
ところで、独サッカーのブンデス・リーグ1部に所属する「ボルシア・ドルトムント」(Borussia Dortmund、略字表示BVB)のサッカー選手を運ぶバスを狙ったテロ事件では何を教訓とすべきだろうか。それを考えるために、事件の状況を振り返る。
独西部ドルトムントで今月11日、欧州選手権チャンピオン・リーグ準々決勝、ドルトムント対モナコ戦が行われる予定だった。ドルトムントの選手たちを乗せたバスが宿泊ホテルを出て試合場に向かった直後、3度の爆発が発生、幸い、DFマルク・バルトラ選手と警察官が軽傷しただけで済んだ。同チームに所属する香川真司選手は無事だった
事件発生直後、イスラム過激派によるテロを裏付ける「アラーの名で」と書いた犯行メモが見つかったが、同時に、事件現場からは過激左派と過激右派グループの仕業を示唆する犯行文も見つかった。そこで、警察当局は慎重に捜査に乗り出した。
事件発生の翌日、イスラム過激派と接触があったイラク人とドイツ人の名前が浮上し、イラク人が逮捕されたが、事件と関係がないことが判明し
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