伊藤忠会長から転身し、2012年まで中国大使を務めた丹羽宇一郎氏(日本記者クラブサイトより:編集部)
「時事放談」で田中均元外務審議官と丹羽元駐中大使が出て、丹羽氏は米朝が対立すると厚木基地の近くに住んでいるから心配とか難民が押し寄せると困るから外交努力で穏便にと仰る。
「話し合いをしておればその間は戦争はない」といい、一方で、「北は核を放棄したらつぶされると分かっている」「だから、話し合いを」と無茶苦茶。北朝鮮も外交努力をする気のような気がすると何の根拠もなくいう。
そんなことばかりやってるんで北朝鮮が核兵力を手に入れるまでになった。いま穏便にしたら一年後にはより進化した核兵力を手に入れるだろう。田中氏も半ば切れて「どういう話し合いをすればいいのか」「圧力掛けないと話し合いにも成らず」と迫るが、まともに答えられず。
こんな極楽とんぼが駐中大使だったとは泣きたい気持ちだ。民主党政権の岡田克也外務大臣の人選だが、本当にひどいことだったことが分かった。こんなことだから二重国籍者を後任にして平気なのだ。中国にとって赤子の手をひねるような物だったことは想像に難くない。
田中氏は、トランプが不安定なのは心配だが、狙っているのは、北朝鮮の行動の確実な抑止であって、これは正しい、いま止めねばならないと指摘。さすがの見識である。圧力とは場合によっては戦うという姿勢なくしては意味がないではないか。
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