ドワンゴ川上会長「子どもの不幸を考えると気が狂いそうになる」
前回の「ドワンゴ川上会長 経営として非合理的でも家庭を持ってもらう」に引き続き、株式会社ドワンゴの川上会長とフローレンス代表理事駒崎弘樹の対談をお送りします!
子どもの幸せを願うのは動物的な本能
-駒崎
今後ご自身のお子さんにどのような社会を残していきたいか、またはどんな子どもになっていってほしいと思いますか?
-川上会長
ネットで若い子たちの言動を見ると、親が子どものことを操作しようとしたり、こういう子どもになってほしいという親の思いに対して苦しんでいる子達がよくいるんですね。
だから、子どもに遺産を残すとか、子どもに夢を託すとか、そういうのは親のエゴだろうと、それを子どもに押し付けるのは絶対にやっちゃダメだろうと思っていたんです。親と子は血縁関係はあっても、あくまで個別の人間だろうと。
-駒崎
なるほど。わかります。
-川上会長
でも、子どもを持ってみて思ったのは、子どもに幸せになってほしいという思いは強烈な動物的本能だなと。子どもの不幸を考えると気が狂いそうになる(笑)
一同大爆笑
-駒崎
わかります。すごくよくわかります(笑)
-川上会長
これはもうねぇ。正しいとか正しくないとかいう問題じゃないなと(笑)そういう風に人間は設計されていると。そういうもんだと。それはもう、親は子どもの幸せを願いますよ(笑)
-駒崎
わかります。病気で苦しそうな子どもの顔を見ていたりすると、本
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