起業家、経営者にとって大事なのは、世の中を見抜く力です。1つの事象をどう捉えるかで、ものの見え方も、そこから得られる情報も大きく変わります。そうした「着眼点」、実はトレーニングによって鍛えることができるのです。累計20万部を超えるベストセラーとなった『戦略思考トレーニング』シリーズでおなじみの経営コンサルタント・鈴木貴博氏に解説してもらいましょう。
いきなりですが、クイズです
Q.自動車の機能についての問題です。1978年に本田技研工業が発売した、当時の最新技術や装備を搭載した人気乗用車・プレリュード。1982年11月に発売されたその2代目には、今では考えられない驚くべき機能が搭載され、当時の若者(特に男性)を熱くしたといいます。さて、その機能とは一体どのようなものでしょうか?
さて、答えとその理由はわかりましたか?
今回は、選択式ではありませんので、頭を働かせていろいろと想像してみてくださいね。
クイズの答えの中に、着眼点を鍛えるポイントがある
以前、本田技研工業の開発担当者と話をした際に、面白い話を聞きました。トヨタとホンダでは、車に対する考え方が違うんだという話です。
彼が言うには、トヨタは下駄としての車、つまり移動するための足となる自動車を作っているが、ホンダは「欲望の塊」を作っているんだというのです。
つまり、同じ車であっても、全くアプローチが違うというわけですね。
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