写真ACより(編集部)
私が大学1年生の時、法学入門のような講義の教授が次のようなことを言っていたのを憶えています。
「法学部を出てから経済学の専門家になる人はけっこういるが、経済学部を出てから法学の専門家になる人は少ない」
確かに、私の周囲を見渡しても、法学部出身で経済学の専門家(大学教授も何人かいます)はたくさんいますが、司法試験受験したような人は別として経済学部出身で法学の専門家になった人はいません。
経済学より法学の方が難しいということは決してありません。数学が苦手な人にとっては経済学の方がはるかに難しいはずです。
思うに、法学のカバーする範囲が広すぎることと、それぞれの法律によって理念や体系やが異なっているのが最大の原因なのではないでしょうか?
一定期間集中して学習すれば容易にマスターできるものの、社会人になるとそれだだけの期間を割くことができないというのが実情でしょう。
国や地方公共団体相互や私人との間を規律する「公法」と、私人間の間を規律する「私法」という違いがありますし、刑事法という独特の分野もあります。
これらを体系的に理解するには「一定以上の学習時間」が必要となります。
最高法規である憲法は「個人の尊厳」という中心原理から体系が出来ています。「個人の尊厳」を守るために民主主義という制度が採用され、各種人権規定が定められているのです。
民法は「私的自治の原則」が中
スポンサーリンク
法律はマスターするのに時間がかかる !?
最近の投稿
- vol.056【採用単価】応募単価とは?求め方を詳しく解説
- 【初心者でもわかる完全解説】株式投資で稼ぐ方法-企業の決算発表をチェックする ~おすすめの稼ぎ方を大公開~
- #32「顧客IDとポイント経済圏が変えていく『データ経済圏』の未来──デバイスから金融・ヘルスケアまで「囲い込み」で事業が拡張する仕組み」
- 人工金脈に関する総合ガイド
- 正月は休むべき!お店が閉まることで得られる5つの大きなメリット
- 便利なシステムが使われない理由1610日目
- 「内部監査の目的」に立ち返る(目的と手段を取り違えない)
- Workplace ostracism and turnover intention: A moderated mediation model of job insecurity and coaching leadership
- Part-01 スキンケアなどのビューティー業界 事業企画、参入整理するべきPoint 本当のコスメ開発とCXの成功ポイント
- 昨年の振り返りと、2025年の抱負
コメント