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民進党が遊んでいても政治は回るか

経済ニュース

森友問題は「辻元清美が塚本幼稚園に侵入した」という話をめぐって混乱し、さらに訳のわからない展開になってきた。民進党はニコニコ超会議に、VR蓮舫というゲームを出品するらしいが、「一体、こんなところで遊んでいる暇がどこにあるというのか教えてください」というセリフはブラックユーモアだろうか。
野党がこうして遊んでいても、大した害はない。予算委員会で予算が修正された前例はなく、森友騒ぎで成立しなかった60本近い法案も、会期末までには(大事な法案は)何とかなるだろう。要するに今は、民進党なんてあってもなくても同じなのだ。
自民党は、英米をモデルにした「政党」とはいえない。それは各官庁の権力分立を補完する「幕府」のような存在である。これはアメリカのような三権分立とは違い、国会は「立法府」ではなく、法案提出前の事前審査で個別利害を政策に反映させるロビイストである。
国対委員長会談で法案の優先順位が決まり、議院運営委員会で審議日程が決まる。内閣が国会審議をコントロールできないので、自民党は政調会や総務会で事前審査を行ない、審議を党内で前倒しでやってしまう。だから法案や予算案が国会に出てからは、やることは何もないのだ。
これはヨーロッパの議会とは違う。議会は国王と封建領主の対立の中で、領主が国王を法的に拘束する立法機関としてできたが、日本にはそういう対立がなかったので、行政の内部で処理する稟議にな

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