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多数決では決まらない駆け引き。「議会」は人類の叡智の一つ

豊洲市場問題調査特別委員会の理事会が紛糾し、18時に休憩に入ってから、21時現在でまったく再開の気配がありません…。
同じく午前中に理事会をやっていた予算特別委員会も揉めており、こちらも休憩中で終了の目処が立っていない状況です。
なお、議会(特に理事会)における「休憩」とは、各会派が水面下協議に入る時間のことを意味するだけなので、別にずっとダラダラと休んでいるわけではありません(苦笑)。
何にどう揉めているかは、非公開理事会のためすべて決定してからまたお伝えするとして、こういう時に「議会」というのは本当に良く出来てるなーと心から痛感したりします。
例えば豊洲市場問題調査特別委員会は、議員数の構成が以下のようになっています。
都議会自民党:11名
都議会公明党:4名
東京改革議員団:3名
共産都議団:3名
都民ファースト:1名
生活者ネット:1名
合計23名
最大会派の自民党は、委員長を輩出しています。委員会運営において委員長は絶大な力をもっており、委員会・理事会の開催そのものや発言可否を判断する権限を持ちます。
しかしながら現在、都議会自民党は単独では過半数に到達していません。いかに委員長が強大な権限を持っていたとしても、勝手に質問日を増やしたり、委員会を閉じたり開いたりすることはできない状態です。
だからといって、野党がすべて共闘して過半数を制すれば物事が決められるかというと、

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