「オン」と「オフ」など、何らかの状態を示すスイッチとして利用できるIoTデバイスは、身の回りでもときどき見られるようになってきている。3月18日にオープンしたランドロイドカフェに採用されている店員呼び出し用デバイス「noodoe」なんかもその一例だろう。
3月23日にソニックスが発表した「FlipCast(フリップキャスト)」も“ひっくり返す”ことでオン・オフや満室・空室などの情報を通知するIoTデバイスだ。FlipCastは2択でさまざまな情報を通知できる汎用型デバイスとして、同日より法人向けの販売をスタートした。
ソニックスは2010年創業で、当初は法人向けにスマートフォンの導入・活用を推進するコンサルティングと開発を行っていた。「大手ファストファッションメーカーやタクシー会社、物流企業など、いずれもスマホ活用ではそれぞれの業界で一歩先を行く企業が取引先だ」とソニックス代表取締役社長の吉澤武則氏は言う。
また、Androidアプリやサイトのテストを150機種以上のさまざまな端末でできるクラウドサービス「Scirocco Cloud」も提供。データセンターに約300台の実機をマウントし、テストを可能にしているという。
創業以来7年間、モバイルに特化してソリューションを提供してきたソニックス。なぜ今回IoTへシフトした製品を出すことにしたのか。「IoTが社会
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