写真は向谷匡史氏。ブログより。
どこへ行っても、子どもはゲーム機を離さない。家族と食事をしていても注文するとすぐゲーム機を両手で持って画面と睨めっこしている。家族旅行の列車の中でも同じような光景を目にする。ゲームに夢中になるわが子は、頭の痛い問題ともいえよう。
それでは、一般的に、「なんでゲームはいけないの?」と聞かれた際、どのように答えることが望ましいだろうか。この問いに対して、わかりやすい回答があるので紹介したい。浄土真宗本願寺派僧侶、保護司、日本空手道「昇空館」館長も務める、向谷匡史(以下、向谷氏)の見解である。
■ゲームばかりしてはいけない理由
――向谷氏が道場で、「ゲームのことで、お父さん、お母さんに怒られている人?」と聞いてみると、あちこちで手が挙がるそうだ。
「そこで、『どうしてゲームばかりやっていてはいけないのか』とさらに問うと、中学年以上は『勉強しないから』という声が圧倒的になります。親御さんによっては、ゲームは『1日1時間』といったように時間を区切っている人もいますが、子どもはその理由を本質的には理解できていません。」(向谷氏)
「すなわち、『ゲームをやってはいけない』というのではなく、『ゲームばかりやってはいけない』という両者の区別をハッキリさせてから、『どうしてゲームばかりやってはいけないのか』という問いに答えるべきだと思います。」(同)
――向谷氏の答えは
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