情報弱者の「速い思考」が政治を動かす

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=5cQXu9I7AO8?ecver=1&w=560&h=315]
石原元知事の百条委員会は、予想通り何も出なかった。しいていえば彼が「環境基準のハードルを高く設定した」と認めたことぐらいだが、これは2014年に舛添知事が「安全宣言」で修正した。もともと法的根拠のない議会答弁なのだから、小池知事があらためて「安全・安心宣言」を出せばよい。
民放のワイドショーやバラエティは「石原氏の責任を追及する」というが、何の責任か。環境基準は終わった話だし、用地買収は何も出てこなかった。猪瀬直樹氏がこだわっている建物の入札価格は、すでにできた建物への移転の是非とは何の関係もない。
ワイドショーは、感情的な速い思考を好む視聴者に迎合して視聴率を稼いでいるのだ。北朝鮮が日本に向かってミサイルを4発発射し、ロシアが北方領土にミサイルを配備するなど、日本のミサイル防衛が問われているが、国会は森友学園で盛り上がっている。
それはカーネマンもいうように、人間は合理的な遅い思考が苦手だからだ。脳の重さは体重の2％しかないが、脳は基礎代謝の20％を消費するので、人間は思考のエネルギーを節約する。論理的に考える能力はすべての人に同じように備わってはいないので、「速い思考」で近道するのだ。
こういう傾向が最近つよまったの

リンク元