今回のインタビューは、株式会社I.S.T、阪根勇会長に、「研究開発におけるテーマ選びの重要性」や「大企業のテーマ選び」についてお話を伺いました。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=sDRpTuo51pY]
莫大な研究開発費を無駄にしないために
開発にはすごくお金がかかります。
ものができても、それを市場に出して、それを市場が使いこなして、それではじめて成功と言えるからです。
一回始めた開発は絶対にやめられません。
途中でやめると、それまで費やした莫大な開発費を捨てることになるので、何を開発するかというのが非常に重要です。
テーマの選定が会社の生命を左右するのです。
我々が色々な商品を扱っているので、「どうつながってるんですか」とよく聞かれますが、基本的には、私が材料開発です。
世の中の進歩というのは、材料が開発されてはじめて、もう一段上へあがります。
例えば、カーボン製品が出てきたことによって、今までと違う分野が拡大しました。
それはその材料を使いこなす人が出てくるからです。
この材料がどれだけ使われるという予想があまりできなくても、それを使いこなしていく人が出てくることで、マーケットはどんどん広がっていきます。
それによって世の中は一段上にあがっていきます。
ですから、半導体ができてテレビが変わってくる
コメント