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【映画評】ハルチカ

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気が優しい美少年のハルタと負けん気が強いチカは幼馴染。引っ越しで離れ離れになっていたが、高校入学を機に再会する。チカはフルートを購入して憧れていた吹奏楽部に入部しようと張り切っていたが、部は過去のある事件が原因で廃部寸前だった。あきらめきれないチカは、ホルン経験者のハルタを巻き込んで、部員集めに奔走。ワケ有りのメンバーばかりだが、なんとか人数が集まり、廃部を免れる。吹奏楽部はコンクール出場を目指して猛練習を始めるが、フルート初心者のチカは皆のレベルについていけず、一方ハルタはホルンを続けることに悩んでいた。やがてそれぞれの不満が噴出し、皆の心がバラバラになってしまう…。
幼馴染のハルタとチカが吹奏楽部に入部し、さまざまな困難にぶつかりながら成長していく青春映画「ハルチカ」。原作はテレビアニメ化もされた初野晴の小説なのだが、青春ミステリーという位置付けらしい。どうりで、吹奏楽部に関わるさまざまな人物の秘密や隠された事情が、主にハルタの“名推理”によって解決していくという流れになっている。まぁ、その推理というのがあまりにあっさりと言い当てるので、拍子抜けしてしまうのだが。映画では、ミステリー要素は薄い上に、ハル

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