カリフォルニア大学アーバイン校(UCI)の研究グループが、画像診断等に有用な強力かつ極小のチップを開発した。この超小型ミリ波発放射機は、組織や臓器の撮影能力を改善するだけでなく、われわれが日常使用するワイヤレスデータ通信にも役立つ可能性を秘めている。
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「この発信装置の設計に成功したことは大きなブレークスルーであり非常に喜んでいる」と同大学のプロジェクト責任者、Payam Heydariが大学のニュースリリースで言った。「これは全く新しい物理学を応用した真に新しい装置だ。出力と効率は他よりも1桁大きい」
ミリ波放射という言葉に聞き覚えがあるとすれば、それは不名誉な歴史のためだろう。おそらく最も悪名高い応用は、10年ほど前に提唱された“pain rays”[苦痛光線]だ。この波長の高エネルギー放射を当てられた皮膚は高熱になり、熱い電球に触れた時のような感覚を生み出す。結局はガチョウに放射さ
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