アメリカ新大統領を含め、誰もが「偽ニュース」について話しているような気がしないだろうか。過去数ヶ月のGoogle検索のデータを見れば、その様子は一目瞭然だ。しかし、そもそも偽ニュースとは一体何を指しているのだろうか?
読んで字の通り、偽ニュースとは全くの作り話で、通常トラフィックや広告収入、または政治的思想の拡散(もしくはその両方)を目的につくられている。
ニュースの捏造自体は昔からあるが、Facebookを筆頭としたソーシャルメディアの登場以降、偽ニュースが拡散力を持ち、ある種のビジネスモデルとして成立してしまったと考えられている(一体誰が偽ニュースを拡散しているのかというのは、未だにハッキリわかっていない)。
BuzzSumoの調査によれば、2016年最大の偽ニュースは、オバマ前大統領が学校での「忠誠の誓い」を禁じたというもので、この偽ニュースにはFacebook上で200万件以上ものリアクション(シェア・コメント含)があった。そのほかにも、ローマ法王フランシスコがドナルド・トランプを支持しているというものや、トランプがアフリカとメキシコ行きの片道チケットを無料配布するといった偽ニュースに対して、何十万という数のリアクションがあった。
偽ニュースの影響
上記のような偽ニュースが拡散するのをFacebokが放置していたため、ドナルド・トランプが大統領選で勝利をおさめたという議論も
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