写真は講演中の西出氏。
毎年、多くのブランドが新テーマを発表する。しかし、それは買い手にとってのオーダーメードではないし志向が反映されたものでもない。本来、服は自分の志向や自己を確立をした人がオーダーするものである。
この流れは、王室御用達メーカー「ターンブル&アッサー」などのシャツに見ればよくわかる。ブランドと分かるロゴやマークは一切出てこない。仕立てがしっかりした、質の良い服にこれみよがしなブランドマークは不要なのである。あわせるネクタイも無地かレジメンタルタイやダーク系でシンプルな色合いが基本となる。
西出ひろ子(以下、西出氏)は、マナー講師である。主な著書としては、28万部のベストセラーを記録した『お仕事のマナーとコツ』(学研) があり、2010年「NHK大河ドラマ・龍馬伝」にてマナー指導を担当するなど活動は幅広い。日本でもトップクラスのマナー講師として知られている。
■白いワイシャツは無敵である
ワイシャツには、無地、ラインの入ったストライプ、色もさまざまなものがある。どのようなワイシャツがベストなのだろうか。
「柄は無地のものを選ぶほうがいいでしょう。落ち着きと上品さを印象づけることができるからです。特に若手のうちは、地味ではありますが、無地のワイシャツやスーツを選ぶことで、真面目で安心できる人、という印象を相手に与えることができます。」(西出氏)
「業界人といわれる職
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