「男女間の友情は成立するのか問題」
「男女間の友情は成立するのか問題」
これは思春期の茶飲み話における、永遠に不滅のテーマである。この議論は特に楽しく、時に激しく面倒臭いものである。普遍的なことを論じていそうで、実は自分語りをしたいだけだったりする。客観的な話を装った主観的でしかない話になり。
この話をふっかけてくる人は、自分の打ち明け話をしたいだけだったりもする。実は同級生や同じ職場の◯◯君のことを好きかもしれないとか、友達のはずなのに行為に及んでしまい、でも交際するかどうかは決め兼ねている、みたいな話が展開される。『きまぐれオレンジ☆ロード』(まつもと泉 集英社)における「LIKE OR LOVE」という問い、それに対する「like! 限りなくloveに近い…」的な面倒臭い、甘酸っぱい話にもなる。
たいてい、そんなものに正解は存在せず。この問いのために女子高校生は、ミスタードーナッツのおかわりし放題コーヒーを何度も飲み、女子大生はトールサイズのスターバックスラテで3時間粘り、女性社員はカシスオレンジを何度もおかわりする。そんな時に女子会プランについてくる申し訳程度のガトーショコラは、少しだけ心を癒やしてくれる。
東京ラブストーリーAfter25years (ビッグコミックススペシャル) [コミック]
柴門 ふみ
小学館
2017-01-12
この「男女間の友情は成立するのか問題」について、答ではないが
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