南スーダンの任務に就いた陸自部隊(陸自サイトより:編集部)
日本の平和主義者といわれる人たちが、チャンス到来といわんばかりに手ぐすねを引いて待ちかまえているのが、PKO活動で自衛隊員の「戦死者第一号」が出る日だ。
安倍首相は、「自衛隊の安全を確保し、意義のある活動が困難であると判断する場合には、撤収を躊躇することはありません」(2016年11月16日)、稲田防衛相も、「新たな任務の付与について命令を発出したのは私自身だから、全ての責任は私にある」(産経新聞16年11月18日)とあたかも、そんな日は来るはずないようなことをいう。
しかし、Xデーはいつか来るに決まっているし覚悟し準備も必要だ。そのときどう対応するかは、とても大事なことだ。日本人は予想されるが嫌な可能性への議論と対策をさけるから原発事故だってなんだって被害が必要以上に拡大する。だから、この議論を誤解を恐れずにあえてしておきたいのだ。
そうしたことを避けるために、日本のPKO活動がこれまで以上に臆病になっている、あるいは慎重すぎるようになったら、トランプがアメリカ大統領でなくても馬鹿にするだろうし、まして、トランプ大統領を念頭に置けば、代償はこれまで以上に大きくなると心配だ。トランプには特殊な国民感情など主張しても許されない時代だと覚悟すべきだ。
PKOで、自分たちの安全を第一と臆面もなくいうのはちょっと異常だ。そもそも、
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