オーストリアのソボトカ内相は23日、「17歳の容疑者はイスラム過激派テロ組織『イスラム国』(IS)を支持し、関係を持っていた」と指摘し、容疑者(Lorenz K)がサラフィストの背景を有していたことを明らかにした(注・前回のコラムでは容疑者の年齢を18歳としましたが、17歳に訂正)。
▲オーストリア内務省の記者会見風景(2017年1月23日、内務省の公式サイトから)
一方、ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州のノイスで21日、ウィーンのテロ計画事件と関連して21歳の容疑者が拘束された。独週刊誌フォーカスによると、独の特殊部隊(SEK)がノイスの容疑者宅を奇襲し、逮捕した。ウィーンの容疑者Kはノイスで爆弾を製造していたというが、SEKが突入した部屋からは爆弾関連物質は見つからなかったという。17歳の容疑者Kは地下鉄、ウィーン西駅か多くの市民が集まる場所で手製爆弾を使った大量テロを計画していたという。
ウィーンの容疑者Kの共犯者として12歳のマケドニア系の少年が23日、治安当局の尋問を受けたという。そのニュースを聞いた時、12歳という年齢に驚いた。12歳がどのような役割を果たしていたかは不明だが、Kと頻繁に接触していたという。ちなみに、少年は14歳以下ということで拘束できないため、治安関係者の監視下に置かれている。
10年前の2007年9月、「子供部屋のテロリストたち」というタイ
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