歯科医に聞いた！なぜ片思いをすると食欲がなくなるか

写真は参考書籍書影
超高齢化社会が現実のものになっている日本。誰もが豊かな人生をおくりたいと願っているが、飽食による罹患リスクは否応なしに私たちの生活を蝕んでいく。ちょっとした不調が慢性化し「大病を患った」という話を聞くことも少なくない。
今回は、歯科医であり、歯学博士、鍼灸師、食品保健指導士などの資格を持つ、中城基雄（以下、中城氏）に話を聞いた。中城氏は『ホンマでっかTV』(フジ)、『スーパーニュース』（TBS）、『アカルイミライ』（TBS）、など出演実績があるのでご存知の方も多いことだろう。
■片思いで食欲がなくなる理由
――私たちの体は、血液の状態、体液の流れ、自律神経が病気と深くかかわっている。さらに、精神的なストレスが関係していることも知らなければいけない。
「感情や心は強く体に影響しているのです。たとえば思春期に、片思いなどに思い悩むと食欲がなくなることがあります。これは片思いのストレスが腸のはたらきを乱し、消化機能を低下させるから。あまり続くと、うつ状態や胃潰瘍、過敏性腸症候群などになっていきます。」（中城氏）
「緊張するとお腹を下す人がいることからも、心と腸の関係は多くの人に知られているのではないでしょうか。」（同）
――実は、体も心に強く影響しているそうだ。どんなに元気があっても、背中を丸めてトボトボ歩くと気持ちが落ち込んでくる。
「背中を丸めて歩くと、胸のあたり

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