客は、美味しいストーリーを食べたがる。仮にその肉が、本当は不味くても
以前から、外食で食べる肉って、そんなに好きじゃなかったんです。グルメ系の仕事をしている立場柄、「ここが不味い」とは表立っては書けないのですが、「明らかに胃もたれする焼肉屋」とかあるんですよね。
昨日、僕が好きで一人でも行く京都の某ステーキ屋さんに一人でランチを食べに行ったのですが、お話を聞くと、ビタミンBを除いた肉を牧場で飼育して売っている肉が最近多く、そういう肉に限って、美味しくないし、値段と比例しない。むしろ、無駄な霜降りが多い肉の方が高くなっている。とのこと。熟成肉ブームも同様で、不味い肉なのに熟成がキテる!とか言って売っちゃってると。
「メディアがそういうこと書くから、そのストーリーを客が信じて食べちゃうんだよねー。」
と言われ。僕、東◯カレンダーのものですって、言えなかったですよ。恥ずかしくなっちゃって。
なんと肉食うと胃もたれするんだよな。「焼肉かねこ」はもたれないんだけど、高級ステーキ屋もなんかしっくりこない。自分がさほど肉が好きじゃないだけかなと思っていたのですが、京都のこの店のステーキは大好きなんですよね。
それって、うまい肉を食べていたわけではなくて、マーケティングされた肉を食べていたからであって、マーケティングされた肉の不味さを舌では気づいていたものの、「あの店、不味くないですか?」などと答え合わせする機会もあまりなく、「うーん、自分だけあまり美味
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