独政治学者のヴェルナー・パッツェルト(Werner Patzelt)氏はキリスト教会に対して極右ポピュリズムへの対応で変化を求めている。同氏は「ポピュリズムは社会に広がっている無知と偏見から生まれてきたものではないことを理解しなければならない。国民の多くは自身の見解、関心事、懸念が政治的エリートに届いていないと感じているのだ。彼らは既成の政治システムに抗議している」と主張する。
それゆえに、「教会は失われた羊をケアするのが使命だ。極右ポピュリズム現象に対しても新しい対応を検討すべきだ」というのだ。同氏がケルンの大聖堂ラジオとのインタビューの中で答えた。同氏は17日、新著「AfD,Pegida,Co、宗教への攻撃」(原題「AfD, Pegida und Co.: Angriff auf die Religionen」)を出版したばかりだ。
▲9月24日にもドイツ連邦議会選挙が実施へ(ドイツ連邦政府公式サイトから)
米国家情報会議(NIC)は最近、長期情報予測を公表したが、その中でポピュリズムについて「エリート、主流派の政治、地位が確立された機関に対する疑念と敵意 」と定義している。
パッツェルト氏のポピュリズムの理解も同じだ。ポピュリズムは日本語では大衆迎合主義と訳されることが多い。あたかも間違った言動のように受け取られやすいが、同氏はそうではないと警告を発しているわけだ。
パッツェ
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ポピュリズムへ新アプローチを
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