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上場後に気づいた「会社と自分の成長スピードのギャップ」フーディソン・山本徹CEOが水産流通の変革に取り組む理由【前編】

今回のインタビューは、株式会社フーディソン、山本徹CEOに、「エス・エム・エス上場の経緯」や「上場後に気づいたこと」、「起業する領域の選び方」についてお話を伺いました。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=rfTIkQ3pTVQ]
 
上場を目指し、事業が大きくなる様子が楽しかった
エス・エム・エスを起業するとき、私は創業メンバーとして参加しました。私自身が何かやりたいことがあって始めたかというと、全然そうではなくて。仲間4人で自分たちで考えたアイデアをもとにして事業を開始しました。
 
それがどんどん社会に受け入れられて、参加する人が増え、事業規模がどんどん大きくなっていくこと自体がすごく面白かったです。その面白さだけでもう十分だったんですよ。なので、社会的な意義や会社を創業する理由は、「社会にこういうふうになってもらいたい」というミッションを掲げてスタートしたわけではありません。それがなくても十分という状態でした。
 
「上場するまで一緒に頑張りましょう」と創業するときからずっと言っていました。創業から約1年後でミッションをつくり、「高齢社会の情報インフラを構築していきましょう」を軸にして人を採用して事業を進めていましたが、どうしても後付け感はありました。
 
結局、私自身はIPOすることを1

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