これは2014年03月06日の記事の再掲です。反論を歓迎します。
Caldeiraなど4人の気象学者が、地球温暖化による気候変動を防ぐためには原子力の開発が必要だという公開書簡を世界の政策担当者に出した。これに対して、世界各国から多くの反論が寄せられているが、日本の明日香壽川氏などの反論を見てみよう。
彼らの結論は「国際社会が日本の経験を踏まえ、原子力発電という“ロシアン・ルーレット” に頼らない気候変動対策やエネルギー・ミックスを検討することを切に望みます」となっている。もし原発がロシアン・ルーレットだとすれば、その弾は何発に1発入っているだろうか。
文系の反原発派は原発事故の確率を100%と考えて「もう一度、事故が起こったら経営破綻するのだから電力会社にとって原発は不合理だ」という類の議論をするが、さすがに科学者は事故の確率を考えている。原発事故はテールリスクなので、その確率は厳密に計算できないが、過去の事例からMaxMin原理で考えてみよう。
彼らは原発の保険料が1基あたり1億円/年で保険金が300億円という事実から、苛酷事故の確率を(1基あたり)300年に1度としている。民主党政権のとき原子力委員会が行なった計算では、日本の過去の実績(1500炉年に3基の苛酷事故)から500炉年に1度と計算している。つまり300~500年に1度というのが、保守的に見積もった苛酷事故の確率だ
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