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オバマ政権のリベラル派国連外交にみられた“驕り”

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パワー米国国連大使(Wikipediaより:編集部)
「南スーダン制裁決議」に見るアメリカ外交の敗北:鈴木一人(新潮社フォーサイト)
任期切れ間際に南スーダン制裁決議に突っ込んで玉砕したパワー大使。「記念受験」ってやつね。
パワー大使が任期切れで、次の政権ではまったく国内派の国連大使が来て国連軽視政策になるだろうから、と無理やり決議を通そうとするのは無理筋すぎるし、国連の権威を落とす。
米国の中で「リベラル国際派」の人たちが、やはり米国の権力を当然のものと考えすぎて国連を雑に扱って貶めているのを見ると、かつての「白人の使命」みたいなものの驕りを想起させる。善意なんだろうが、迷惑。
プリンストン大学教授から任命されたパワー大使と、そして政権初期にロシア大使に任命されたスタンフォード大のマイケル・マクフォール大使は、米国の大学の中の超リベラルなアクティビスト的な人物を登用して成果が出なかった、あるいは破滅的な帰結を意図せざるしてもたらした二大巨頭として評価されるのではないか。
活動家的学者の理論・理念は、大学内で語っている間は知的インキュベーションとして悪くないが、米国の権力を用いて世界に押し付けようとすると、直接的な、そして反作用による間接的な悪影響が大きい。
もちろんそういう悪影響については言わないけど理解している人は米国にもいるので、オバマ政権内部でもそれほど力を持ち得ず、国連大

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