自身のキャリアや将来、人生設計や未来についての相談などに乗っていると、「とりあえず○○ができるようになりたいです」といった言葉をとにかく多く聞く。
それは例えば現在就いている仕事において期待されているスキルの獲得であったり、あるいはまだ見ぬ『いつかする独立』へ向けた必須技能(とどこかの本や記事で紹介されているようなもの)だったり。個人によって様々だ。
もちろん、その思考自体は素晴らしいことだと思う。
何をするにしたって準備しすぎるという事はないし、できること、できると周囲から認められることを一つひとつ積み重ねていく姿は少なくない評価を獲得していけることだろう。
けれど、もしも『自分らしく自由に人生を生きたい』と望むのであれば、この考え方は少々の危険性をはらんでいるのではないだろうか?
今回はそんな話をしてみようと思う。
―著者:中村 健太
株式会社ビットエーCMO。Techメディア「BITA デジマラボ」のプロデュースやAIカンバセーションエンジンの開発など、Webのみにとどまらず様々な分野で活動するマルチプロデューサー。KaizenPlatformのグロースコンサルとしても知られ、2014年より一般社団法人日本ディレクション協会の会長も務める。主な著書に「Webディレクターの教科書」など。元々大手コーヒーチェーンの店長職からキャリアをスタート。副業としてのアフィリエイター活動
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