大人向けの娯楽が、新しいテクノロジーの牽引役を果たした例は数えきれないほどだ。ISPについてもそうだったし、グラフィックカードの発展にも寄与している。バーチャルリアリティの分野でも、アダルトコンテンツこそがもっとも有力なユースケースとなるだろうと考える人は多い。重くて扱いにくいヘッドセットも、ポルノの力で広がり得るというわけだ。
その可能性を示すかのように、全世界でトップ50に入るアクセス数を誇るPornhubが、いくつかのデータを公開した。
たとえば昨年、PornhubサイトにおけるVRコンテンツの検索数は3800万にものぼるのだとのこと。ちなみにサイト内には1800本のVRコンテンツが用意されている。
ところで、Pornhubのレポートによれば、VRポルノはアメリカ国内よりも他の地域でより人気があるようだ。PornhubでポルノVRを検索した件数の多い国トップ10は以下の通りだ。
中国
タイ
香港
フィリピン
ノルウェイ
フィンランド
ブラジル
ベトナム
エジプト
チリ
現在のところ、Pornhubが対応を急いでいるのはCardboardだ。高性能というわけではないが、多くの人が利用している。VRを試してみたいと考える人にとても人気のデバイスだ。Pornhub自身も、プロモーションの一環として1万台のCardboardデバイスを配布したりもしていた。
ブラウザ上でVRを実現
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