始皇帝(Wikipediaより:編集部)
「世界と日本がわかる 最強の世界史」(扶桑社新書)が思いのほか好調で重版も決まった。ともかく、本の著者にとっても編集者にとっても重版に勝る喜びはないのだ。だいたい初版が7割売れれば採算ラインとかいうが、重版がかかると採算ラインは確実に超えるし、次の出版依頼も来る。
そして、書評など出てくると、著者としては意外なところが好評だったりすることが分かる。
そういう意味で今回の本では、世界史の色んな出来事が思わぬ遠いところで繋がっていることが分かると評価してくれる人が多くいて、著者としては狙い通りで嬉しい。3月に「日本と世界がわかる 最強の日本史」を出して世界史と日本史のつながりを両方向から明らかにしたいと思う。
そんななかで、興味を持ってくれる人が多かった命題の一つが、フランス革命でも明治維新でも中国革命もみんな始皇帝が絡んでいるというということだ。
明治維新をフランス革命と同じ市民革命と見るか、前近代的な支配者の交代だというのかといった論争がかつてあった。マルクス主義史観に立つ人同士の内輪もめなんで、どうでもよいのだが、「維新」を「王政復古」(フランス語でレストラシオン)と訳してしまうと、ナポレオン戦争後にブルボン朝が復帰したのと同じになる。一方、「革命」(レボリュシオン)と訳すのもなんとなく違和感がある。
しかし、現実に起きた統治機構の変化に
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現代世界を裏で支配する始皇帝の遺産
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