あなたは「マミーブラウン」という顔料をご存知でしょうか? 16世紀から17世紀にかけて作られたこの色は、ある驚きのものを原料として使っていました。それは「ミイラ」です。当時、ヨーロッパとエジプトの間では盛んに交易が行われていました。ミイラはエジプトの特産物として見世物や薬などさまざま用途に利用される目的で輸出されており、絵の具として利用されることもあったのです。はじめはマミーブラウンの原料がミイラであるとは知らなかった画家たちも、真実が広まると次第に使われなくなっていきました。現在はマミーブラウンという名前こそ残っているものの、全く別の原料から作られています。アート系YouTubeチャンネル「Little Art Talks」では、アートに関するさまざまな話題を取り上げています。動画もぜひごらんください。
Source: ログミー
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