6人に1人の子供が貧困状態に置かれている今日、「機会の平等」の重要性が声高に叫ばれています。
しかしながら、親が裕福であれば(幼い頃からでも)私立で充実した教育を受けられます。私立学校でなくとも、塾や予備校に通うためには親に相応の収入がなければなりません。結果的に、親の所得が子の所得に反映されるという「格差の固定」が生じています。
橘玲氏らの著書によると、知的能力の7割以上は遺伝的要素によって決まるので裕福で知的能力の高い親の遺伝が子の知的能力を決定し、それが「格差の固定」の原因だと説かれています。しかし、この仮説に疑問を抱く人は案外多いのではないでしょうか?
同じ一流大学を出て同じ一流企業に勤務している親たちの子供の成績や進学実績が千差万別だという例はいくらでもあります。一流企業の従業員の子供たちの成績が軒並み優れているというケースの方が極めて稀だと思います。
また、同じ環境で育った兄弟姉妹でも、学力に大きな開きが出るケースは決して珍しくありません。
私は、(オリンピックの金メダルのような狭き門ならぬ)大学受験程度の広々とした門であれば、たいていの場合は環境要因で遺伝の差を埋めることができると考えています。
「格差の固定」を解消する最良の方法は、公立学校のレベルを上げることでしょう。義務教育である公立小学校や中学校の教育・環境を塾や予備校レベルに上げることができれば、親の所得に教
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教育格差を是正する方法
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