[youtube https://www.youtube.com/watch?v=IWr7mpO8PBQ?feature=oembed&w=500&h=281]
(1)より続く。
【コメント1・ウランは充分あるか?・小野章昌氏】
(小野氏記事「ウランは充分あるか?」)
無資源国日本ではエネルギー安全保障上、原子力しかない。莫大な金をかけて石油備蓄しているが、これは1回使ったら終わりだ。MOX燃料をプルサーマル発電で軽水炉に用いると、その使用済み燃料にまたプルトニウムがたまる。ただウランの使用済み燃料に比べて体積が7分の1くらいなので、効率よくプルトニウムを貯められる。貯まったプルトニウムは日本にとって貴重な資源であり、再処理は維持すべきである。
ウラン資源は確認埋蔵量が重要である。IAEAのレッドブックの最新のものによれば、その量は460 万トンであり、地球温暖化対策としての原子力利用の伸びを考えたら、20 年~30 年で枯渇する計算となる。
たしかに、池田氏の言うように非在来型ウランの調査が進んでいる。しかし現時点でそれがどの程度使えるかは未知数だ。商業化のためには、量、採掘可能性、生産性を明確にしなければならない。リン鉱石のウランの利用は濃度が一般的ウラン鉱床の10分の1であり、ウランだけ取るのは割高である。海水中のウランはリン鉱石のさらに10万分の1であり、
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