写真は直接本文とは関係ない、イメージ画像です
年末が近づき、僕のフェイスブックでも多くの国会議員の知人たちが、忘年会を回ったり、消防団の年末集会に足を運んでいるさまをアップしています。
笑顔で写真に映る彼らを見ながら、僕は複雑な思いに駆られます。
なぜなら、これは「政治家がバカになっていく」仕組みの一部だからです。
夜中に呼び出される国会議員
ある議員から、こんなエピソードを聞きました。
12時過ぎに寝ようと思ったら、支持者から電話がかかってきた。
「あんたのためにミニ集会やろうと思っているから、今から来てや」
新人議員だった彼は、そこまで言われたら行くしかありません。
しかし行ってもみんな酔っ払っているから、真面目な話にはなりません。
結局、「◎◯は俺が呼んだら来る」という地元有権者のメンツ維持に使われたわけです。
そんなの断れば良いだけ。我々一般人からすると、そう思います。
しかし、断ると言われるのです。
「▲△(同じ選挙区の対立候補の名前)は来てくれるんだけどなぁ」と。
次の選挙に勝たねば、政治はできません。地元活動という名前の選挙営業は、このようにして議員の時間を奪っていきます。そして、本を読み、資料にあたり、専門家と議論するような、肝心の政策の勉強の時間はなくなっていくのです。
小選挙区制の難しさ
小選挙区制は94年から日本に導入されましたが、それまでの中選挙区と異なり、
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