「鎌倉幕府」はなぜ滅びたのか…「元寇」で追いつめられる源氏政権にとどめを刺した「最大の原因」
列島誕生以来、地震・噴火・津波などの自然災害の脅威に絶え間なくさらされてきた災害大国・日本。いくつもの巨大災害が、日本史上にその名を残してきた。平安時代を揺るがした「貞観の大津波」、近世では「宝永の富士山噴火」や「安政南海地震」、近現代では「関東大震災」や「阪神淡路大震災」、そして「東日本大震災」……。歴史を大きく塗り替えた自然災害はなぜ発生し、日本にどのような影響を与えてきたのか。浮かび上がる「歴史の法則」とは――壮大なスケールで日本史を捉えなおす新連載!本記事は、『日本史を地学から読みなおす』(鎌田浩毅・著)を一部抜粋・再編集したものです。歴史的な巨大災害が頻発した平安時代歴史的にも大きな地震や噴火にたびたび見舞われた平安時代の日本の政治や文化の状況について、簡単に振り返っておきましょう。794年の平安京(京都)への遷都から平安時代は始まります。京都で天皇や貴族を中心とする政治がおこなわれ、独自の日本文化が花開きました。漢字を元に独自の平仮名と片仮名がつくられ、『竹取物語』や『古今和歌集』、『源氏物語』などの文学作品も数多く生まれました。紙と筆が普及したことで、地震や噴火などの自然災害の記録もさまざまな書物に書き残されるようになりました。月岡芳年『八島壇之浦合戦義経八艘飛之図」』12世紀ごろからは、貴族に代わって武士が力をつけてきました。そのころの有力な武家の一族が、平氏と源氏

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