毎日囚人が処刑されて減っていき「精神崩壊寸前」…ある日いきなり逮捕されたイラン人女性が刑務所での”静寂と孤独”を耐え抜けたワケ
悪臭と恐怖に満ちたイランのエヴィーン刑務所。イランの首都テヘラン北部に位置し、主に政治犯・思想犯が収容される。そこで繰り返されるのは、看守による鞭打ち、性的虐待、そして囚人の昼夜の感覚を奪う「白い拷問」。囚人の中には、思想犯・政治犯として不実の罪で逮捕された女性たちも多い。13回の逮捕と5回の有罪判決にも屈せずに「自由」を目指し闘い続け、獄中でノーベル平和賞を受賞したナルゲス・モハンマディによって明かされる、その非人道的な所業の実態とは…。全世界で出版されている禁断のノンフィクション『白い拷問』(翻訳:星 薫子)より、一部抜粋・再編集してお届けする。『白い拷問』連載第59回『「ベッドに縛られて電流ケーブルで打たれる」…「暴力」の絶えないイラン刑務所に響く、囚人の恐怖を煽る「拷問に苦しむ悲鳴」』より続く。聞き手:ナルゲス・モハンマディ、語り手:セディエー・モラディセディエー・モラディ(1960年テヘラン生まれ)は1980年代に2回逮捕され、刑務所で過酷な体験をした。2回目の逮捕、釈放後に結婚し、ヤサマンという娘をもうけた。政治犯だった彼女は再び2011年5月1日に逮捕され、エヴィーン刑務所209棟に送られた。テヘラン革命裁判所第28支部に「モハレベ」と「反体制組織と関係した」という判決を下され、10年の禁固刑を言い渡された。セディエーは7ヵ月後に一般房に移送され、5年の刑期を勤めたの

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