夜中に「お兄さんが事故で搬送されました」人生後半にのしかかる「きょうだいの介護」問題
ある日突然、警察から電話がかかってくる。 遠方に住んでいる兄が遺体で発見された……。こんな衝撃的な内容で始まるのは、11月28日に柴咲コウさん主演、満島ひかりさん共演で公開された映画『兄を持ち運べるサイズに』だ。作家の村井理子さんが疎遠状態になっていた兄の突然の訃報を受け、兄が亡くなった後の4日間を描いた著書『兄の終い』を中野量太監督が実写化している。©2025 「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会母親の愛を独り占めし、大人になっても金銭的にも依存し続けた兄。にもかかわらず、母親が末期がんの宣告を受けると、逃げるように地方都市に引っ越し、一切母のケアをせず、村井さんに金の無心までもしていた兄が突然死んだ……。そんな無責任な兄に愛想を尽かしながらも、死後の後始末に向う村井さんの姿を丁寧に描いている。「我が家では死亡宣告ではなかったのですが、ちょうど2ヵ月前に似たようなことがありました。親がすでにいなかったり、動けなくなったとき、きょうだいに何か起きると、いろいろケアは自分に連絡がくるのか、と思ったばかりだったので、村井理子さんがどうお兄様の死に向き合われたのか、映画で確認したいと思っていました」というのは、FRaUwebで「きょうだい格差」の取材を続けているライターの佐々木美和さんだ。前編の「きょうだい格差」の問題に引き続き、佐々木さんのエピソードとともに、きょうだいに発生するさまざ

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