中国EVがついに「お荷物」に…習近平の鶴の一声で中国EV業界にもやってくる大量倒産の時代
前編記事『トランプとのディールに成功し自信を深めるも…それでも中国経済が「失われた30年」をたどる納得の理由』で見てきたように、米中貿易協議は世界生産の7割を占めるレアアースをいわば人質にした中国が有利に進めている。さりとて、中国経済に明るい見通しが立ったとは言えない状況だ。中国が頼るものは例えば10月31日に中国国家統計局が発表した10月の製造業購買担当者景気指数は49.1となり、7カ月連続で低下しており、9年ぶりの長期低迷に入った。こうした状況下で中国は低迷から脱出するために何に頼ろうとしているのか。消費の低迷とは対照的に、中国でのヒト型ロボットの開発は絶好調のようだ。ヒト型ロボットの研究・開発が活況だが Photo by Gettyimagesヒト型ロボット産業は実験室を抜け出し、「職業学校」で実用技術を習得する段階に来ている。10月、北京市や上海市で相次いで大型のヒト型ロボット訓練場がオープンした。訓練場では人間のトレーナーの指導のもと、身長170cm前後のヒト型ロボットが倉庫作業、資材分類、製品梱包などの実務に必要な技能を学習しており、習得後は自動車工場などでインターンシップ研修を受ける段取りとなっている。 このような取り組みは中国各地で実施されており、急速に進む少子高齢化対策の柱になるとの期待も高まっている。 だが、普及のスピードが速すぎれば、雇用難に苦しむ若者の未来を

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