フィナンシャル・タイムズが挑む AI ペイウォール 購読ビジネスの未来はリテンションにある?
マーケティング最新記事のポイント
フィナンシャル・タイムズがAIペイウォールを導入し、購読率を290%向上させている。
AIが読者の行動データを分析し、支払い意欲に応じて最適なオファーを自動で提示している。
今後は継続率向上に焦点を移し、購読者のタイプ別に体験を最適化する戦略を進めている。
フィナンシャル・タイムズ(The Financial Times:以下、FT)が構築中のAIは、将来的に有料購読者になる読者をただ把握するだけではない。誰が継続してアクセスするかを学んでいるところだ。
AIペイウォールが稼働してから1年近くが過ぎ、FTの焦点はリテンションに移りつつある。
2026年初めにリリース予定の新しいモデルは、現行のペイウォールと直接連携し、古くからの有料購読者から得るインサイトを新規購読者の獲得につなげるものになる。
登録する見込みがもっとも高い読者だけでなく、支払いを続ける見込みがもっとも高い読者も特定するのに役立てるのが目的だ。
「リテンションへの影響がもっとも大きいのはユーザー獲得だという結論に達した」とFTでコンシューマーマーケティングディレクターを務めるグラハム・マクファディン氏は、ポルトガルのリスボンで開催されたDIGIDAY Publishing Summit Europeで語った。
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