ターゲット、有料プログラム「ターゲット・サークル360」を一部会員に無料提供　成長鈍化で継続利用率の引き上げ狙う

記事のポイント
ターゲットは条件を満たした会員に有料プログラム「ターゲット・サークル360」を1年間無料提供し、利用拡大を狙っている。

成長が鈍化するなか、特典不足や自動更新後の継続利用を促せるかが課題となっている。

AmazonやWalmartの多様な付帯サービスに比べ、ターゲットは配送中心の特典にとどまり競争力に劣る。

ターゲット（Target）が、一部の買い物客向けに「ターゲット・サークル360（Target Circle 360）」を1年間無料提供しようとしていることが分かった。ターゲットは現在、この有料会員プログラムにより多くの顧客を取り込むために、どういった手段を取れるか実験中のようだ。
ターゲットのWebサイト上のページによると、同社は、8月10日～9月27日に一定の支出要件を満たした無料のロイヤルティプログラム「ターゲット・サークル（Target Circle）」の少なくとも一部の会員に対して、通常は99ドル（約1万4600円）のターゲット・サークル360を1年間無料で提供している。
「Amazonプライム」や「ウォルマートプラス（Walmart+）」に相当するターゲットのプログラム「ターゲット・サークル360」では、自社店舗からの当日配達サービスを無料提供している。これには、傘下のデリバリーサービス、シップト（Shipt）を通じた、クローガー（Kr

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