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世界は人類史にとって「極めて異常」な状態に…20世紀における道徳進歩の核心「差別の解体」のプロセス

人種差別、経済格差、ジェンダーの不平等、不適切な発言への社会的制裁…。世界ではいま、モラルに関する論争が過熱している。「遠い国のかわいそうな人たち」には限りなく優しいのに、ちょっと目立つ身近な他者は徹底的に叩き、モラルに反する著名人を厳しく罰する私たち。この分断が進む世界で、私たちはどのように「正しさ」と向き合うべきか?オランダ・ユトレヒト大学准教授であるハンノ・ザウアーが、歴史、進化生物学、統計学などのエビデンスを交えながら「善と悪」の本質をあぶりだす話題作『MORAL 善悪と道徳の人類史』(長谷川圭訳)が、日本でも刊行された。同書より、内容を一部抜粋・再編集してお届けする。『MORAL 善悪と道徳の人類史』 連載第123回『国家が豊かになると“貧困問題”が解決する!?…資本主義の先進国がもたらす明らかな「道徳的進歩」』より続くヨアヒム・プリンツの演説マーティン・ルーサー・キング牧師が人々に向けて自分の夢について語った数分前、小柄な男性がリンカーン記念堂の前に設置された演台に上がった。この日そこにいたほとんどの人と同じように、ヨアヒム・プリンツも襟元に小さな紋章をつけていた。紋章には白い手と黒い手が友好の証として握手する絵柄が描かれていて、それを取り囲むようにこう書かれていた。「仕事と自由のためのワシントン大行進、1963年8月28日」。Photo by gettyimagesプ

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