出店店舗からは厳しい声があがっていたり、撤退する店舗も少なくないなど、運用が順調とは言いがたい「au PAY マーケット」。競合の大手ECモールに遅れをとるなか、どのように成長の活路を見い出すのか。出店店舗の声を取り上げながら、auコマース&ライフの八津川副社長にも所感や展望を聞く
auコマース&ライフ(auCL)が運営する仮想モール「au PAY マーケット」が冴えない。出店店舗からは流通額伸び悩みの声が聞こえてくるとともに、4月に行われた出店料の事実上値上げも不興を買っている。また、レストラン・宿泊・エンターテインメントなどを提供していた「体験型等購入サービス」も2024年9月で終了。流通総額では「メルカリShops」の足音も迫る中、今後どのように独自性を打ち出していくのか。
出店料値上げ、店舗からは厳しい声
「売れているモールならまだしも、土台が全くできていないモールに言われるとかなり厳しいね」。同モールが4月より実質的に月額料金を値上げすることへの、大手出店者Aの直截な感想だ。かつては販促費をかなり投入していた同モールだが、近年はモール負担で配布するクーポンも減った。この出店者は「あまり(モールの)やる気が感じられないので、撤退する店舗も増えるかもしれない」と漏らす。
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ローソン連携をテコに「売れるモール」になれるか? auコマース&ライフ八津川副社長が語る「au PAY マーケット」V字回復構想 | 通販新聞ダイジェスト

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