さすが「電波少年」の土屋敏男…!プロデュースした映画『わたのまち、応答セヨ』に潜んでいた《悪魔のような企み》
ただの「市のPR映画」ではなかった!『わたのまち、応答セヨ』は蒲郡を舞台にしたドキュメンタリー映画である。なかなか興味深い仕上がりになっている。蒲郡は愛知県の都市。愛知は西の尾張と東の三河にくっきりと区別されるが、蒲郡は三河に属する。繊維の街である。「三河木綿の発祥の地」とされている。映画『わたのまち、応答セヨ』公式サイトより繊維産業の街として20世紀半ばには大いに賑わったが、いまは海外製品に市場を奪われて、往時の百分の一しか稼働していないという。その「すたれつつある三河木綿の街・蒲郡」を蘇らせようと、「市」が動き出した。東京ガールズコレクションに「三河木綿」を出展、ランウエイを三河木綿素材の服で歩いてもらい、また、そのドキュメンタリー映画の製作も決めたのだ。それがこの『わたのまち、応答セヨ』である。でも、ただの「市のPR映画」ではない。製作は『進め!電波少年』などで有名な土屋敏男が担当している。独特の、仕掛けに満ちたドキュメンタリー映画が仕上がっている。条件は「一切の口出しをしないこと」土屋敏男は『進め!電波少年』では、若手芸人に何の事前告知もなく、いきなり「ユーラシア大陸をヒッチハイクで横断する」企画を強行させたり、アポイントなしの突撃取材を繰り返したりして、世間の耳目を集めた。おもしろさのためにどんな常識も犠牲にする手法で注目された存在だ。蒲郡市が、「繊維の街」プロモーション
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