タイム、 AI 導入で業務効率化ーCTOが語る選定基準と展望

記事のポイント
タイムは多数のAIツールを評価し、セキュリティや信頼性を重視して導入を判断している。
営業や編集業務にAIツールのグリーンを導入し、業務効率化と投資対効果を追求している。
AI活用は「記事公開後」に重点を置き、要約や翻訳などの機能展開を検討している。
タイム(Time)のCTOであるバーハン・ハミード氏によると、タイムでは社員の業務効率を高めるためのエンタープライズツールとして、また読者向けの製品を構築するための手段として、社内で使えるAIツールを見極めるために「何十種類もの」AIツールを評価してきた。
AIツールがタイムのデータを用いてモデルの学習を行う場合、それは導入不可であると同氏は明言した。この方針は、企業の機密情報を保護するために設けられているものであり、ハミード氏は3月下旬にコロラド州ベイルで開催された「Digiday Publishing Summit」にてこの点を説明した。
タイムで使用するためのAIツールの評価と審査におけるもうひとつのステップは、同社の法務チームに対して、どのようなデータ保護および保障が組み込まれているかを調べさせることだ。
また、ハミード氏はAI企業の創設者と面会することも望んでいる。「その会社は2人しかいない新興企業なのか、それともその背後に実際の企業が存在するのかということだ。そして多くの場合、2人の新興企業
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