事業構想のジレンマを超える、 「戦略の確からしさ」と「アイデアの熱」の3つの交差点
5年後・10年後に事業がどうなっていてほしいか。
事業の未来構想は、企業にとって重要な活動です。しかし、その未来像は、どこか「他の会社でも目指せそうなもの」になってはいないでしょうか。アイデアの熱を失った「一見良さそうな未来」ではなく、確からしさとユニークさを兼ね備えた未来を構想するには、どうすれば良いのでしょうか。
筆者がこれまで支援してきた事業の未来構想プロジェクトを通じて見えてきたのは、手堅い戦略に、独自性を高めるアイデアをかけ合わせやすくする、「3つのタイミング」でした。
本稿では、事業担当者が目指したい未来像を描くために、3つのタイミングにおいて気を付けたいポイントを解説します。
<目次>
▼「確からしさ」と「ユニークさ」が両立しづらいのは、検討プロセスが原因だった
▼「思考特性」を踏まえて戦略とアイデアを融合させる
▼戦略とアイデアの交差点をあぶりだすチェック法「will-can-must」
▼左脳的思考×右脳的思考を生かす3つの交差点
▼まとめ:3つの交差点が事業構想を成功に導く!
「確からしさ」と「ユニークさ」が両立しづらいのは、検討プロセスが原因だった
新規事業構想や、既存事業の未来構想について、よくこんな課題を耳にします。
「未来の環境変化はとらえているが、具
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