昔懐かしい「カンロ飴」のイメージから、センスがいいキャンディメーカーへ。若者の「飴離れ」が進むなかで、カンロは「ピュレグミ」をはじめとするグミ製品の人気や、「キャンディをギフトに」のコンセプトで立ち上げた直営店「ヒトツブカンロ」の成功、そしてオンラインショップ機能を有したデジタルプラットフォーム「Kanro POCKeT(カンロポケット)」も好調と躍進を見せている。
創業113年目を迎えた老舗企業は、どのようなマーケティング戦略で若年層を取り込んでいるのか。
11月1日に開催された「DIGIDAY BRAND LEADERS 2024」に、同社常務執行役員 マーケティング本部長の内山妙子氏が登壇。「『好き!』の矢印を企業に向ける〜老舗企業のブランディングの仕掛け」と題して語られたセッションの内容をレポートする。
「ピュレグミ」は人気でも、カンロの認知度は低い
内山氏はデザイナー出身の、異色のマーケターだ。デザイン部門がな
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